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機能ガイド:給油記録

日々の給油を記録し、愛車の燃費や維持費を管理する機能です。この機能は「公道車」として登録された車両のみで利用できます。

「給油記録」ページまたはナビゲーションバーから記録の追加画面に移動できます。編集は、記録一覧の各項目の編集ボタンから行います。

ODOメーター入力とトリップメーター入力

走行距離の入力には2つのモードがあり、スイッチで切り替えられます。

  • ODOメーター入力 (デフォルト): 車両の総走行距離メーター(ODOメーター)に表示されている値をそのまま入力します。
  • トリップメーター入力: ODOメーターの値を覚えていない場合に便利です。前回給油時からの走行距離(トリップメーターの値)を入力すると、前回の記録を基に自動でODOメーター値が計算されます。
その他の項目
  • 給油量・費用: 燃費計算やコスト管理に利用します。「単価」と「給油量」を入力すると、「合計金額」は自動で計算されます。
  • 給油スタンド名: 「検索」ボタンを押すと、入力したキーワードで周辺のガソリンスタンドを検索し、簡単に入力できます。(ブラウザの位置情報の利用を許可する必要があります)

燃費(km/L)は、「満タン給油」の記録から、その次の「満タン給油」の記録までのデータを使って計算されます。

計算式: (今回の実走行距離 - 前回の満タン時実走行距離) ÷ 今回の給油量
実例で見る燃費計算

実際のシナリオを基に、計算の流れを詳しく見てみましょう。

  • 1回目 (8/1): 満タン給油

    • ODO: 10,000 km | 満タン: ON
    • 結果: 燃費はまだ計算されません。
  • 2回目 (8/2): 少量給油

    • ODO: 10,200 km | 給油量: 5 L | 満タン: OFF
    • 結果: 満タンではないため、燃費は計算されません。
  • 3回目 (8/6): 満タン給油

    • ODO: 10,450 km | 給油量: 12 L | 満タン: ON
    • 結果: 前回の「満タン」である1回目の記録と比較して燃費が計算されます。
      • 走行距離: 10,450km - 10,000km = 450km
      • 消費燃料: 12L (3回目の給油量のみ)
      • 燃費: 450km ÷ 12L = 37.50 km/L
      注意: この「37.50 km/L」という値は、2回目の給油(5L)が計算に含まれていないため、実際の燃費よりも良く表示されてしまっています。
  • 4回目 (8/15): 満タン給油

    • ODO: 10,800 km | 給油量: 12 L | 満タン: ON
    • 結果: 前回の「満タン」である3回目の記録と比較して燃費が計算されます。
      • 走行距離: 10,800km - 10,450km = 350km
      • 消費燃料: 12L (4回目の給油量のみ)
      • 燃費: 350km ÷ 12L = 29.17 km/L

      この値は、満タンから満タンまでの正しい区間で計算されているため、より正確な燃費を示します。このように、満タン給油を続けることで計算は正常化されます。

不正確な燃費記録への対処法

上記の例のように、途中で満タンではない給油を挟むと、一時的に不正確な燃費が表示されることがあります。これが全体の平均燃費に影響を与えてしまうのを避けたい場合、その記録を平均計算から除外することができます。

今回の例では、3回目の記録(37.50 km/Lと表示されているもの)の編集画面を開き、「この記録を平均燃費計算から除外する」にチェックを入れて保存します。

これにより、その記録はログとしては残りますが、ダッシュボードなどに表示される全体の平均燃費からは除外され、より実態に近い平均値を維持することができます。

給油記録の一覧ページでは、記録を様々な方法で活用できます。

絞り込みと並べ替え
  • フィルター: 期間、車両、キーワード(メモやスタンド名)で表示する記録を絞り込めます。
  • 並べ替え: 各項目名(日付、ODOなど)をクリックすると、その項目で記録を昇順・降順に並べ替えられます。
ODO/実走行距離 表示切替

一覧ページの上部にあるトグルスイッチで、距離表示を切り替えられます。

  • ODOメーター値を表示 (デフォルト): あなたが入力したメーターの数値をそのまま表示します。
  • 実走行距離を表示: ODOリセット記録を基に計算された、仮想的な総走行距離を表示します。メーター交換などをした場合に、連続した走行距離を確認するのに役立ちます。
Misskey共有機能

各記録の右端にある共有ボタン をクリックすると、その給油記録の内容を整形してMisskeyに投稿できます。燃費や費用などを簡単に共有するのに便利です。

CSVインポート・エクスポート

過去の給油記録を表計算ソフトなどでまとめて入力したい場合、CSVインポート機能が利用できます。

  1. 「給油記録」の一覧ページで、フィルターを使ってインポートしたい車両を1台選択します。
  2. ページ上部に表示される「CSVインポート」ボタンをクリックします。
  3. 表示されたウィンドウの指示に従い、「テンプレートをダウンロード」します。
  4. ダウンロードしたCSVファイルを開き、説明を参考にして過去の給油データを入力・保存します。(文字コードはUTF-8)
  5. ウィンドウに戻り、作成したCSVファイルを選択して「アップロードしてインポート」ボタンを押します。
インポート機能は、データベースに全く同じ日付・ODOメーター値の記録が存在しないかチェックします。もし重複が見つかった場合は、インポートを中断して警告メッセージを表示します。

また、「CSVエクスポート」ボタンから、もとぷっぷーに記録されたデータをいつでもCSVファイルとしてダウンロードできます。データのバックアップとしても利用できます。