ヘルプセンター

機能ガイド:車両管理

あなたの愛車を登録・管理する機能です。すべての記録の基本となるため、各項目の意味を正しく理解することが重要です。

ナビゲーションバーの「車両管理」ページにある「新しい車両を追加」ボタンから登録画面に進みます。各項目の意味は以下の通りです。

  • メーカー名、車両名、年式: 車両の基本情報です。車両名は必須入力です。
  • 初期ODOメーター値 (公道車のみ): アプリを使い始める時点でのメーターの走行距離を入力します。例えば、中古で5,000kmの車両を購入した場合、ここに「5000」と入力すると、最初の整備記録として自動的に登録され、過去の記録との整合性が保てます。
  • 現在の総稼働時間 (レーサーのみ): レーサー車両の現在の総稼働時間を時間単位で入力します。(例: 123.50)

注意: 車両タイプ(公道車/レーサー)は、一度登録すると後から変更できません。

車両の用途に合わせて正しく選択してください。選択によって利用できる機能が大きく異なります。

項目 公道車 レーサー
想定する車両 ナンバー付きの一般車両 サーキット専用車両、モトクロッサー等
主な管理単位 総走行距離 (km) 総稼働時間 (h)
給油記録・燃費計算 利用可能 利用不可
ODOメーターリセット 利用可能 利用不可
活動ログ機能 利用可能 利用可能

「車両管理」ページでは、登録済みの車両カードから様々な操作ができます。

  • デフォルト車両の設定 (): デフォルトに設定した車両は、給油や整備記録を追加する際に最初に選択された状態になります。最もよく利用する車両を設定しておくと便利です。
  • 編集 (): 車両の基本情報(メーカー、名前、年式など)を更新できます。また、ODOメーターリセットの記録もこの画面から行います。
  • 削除 (): 車両を削除します。その車両に関連する**すべての給油・整備・活動ログ等の記録も一緒に削除される**ため、操作は慎重に行ってください。

整備情報シートとは?

車両の整備に必要な技術情報(規定トルク、油脂類の量、純正部品品番など)を、自分専用のデジタルなサービスデータブックとして管理する機能です。「いつ、何をしたか」を記録する**整備ログ**とは異なり、整備の際に参照するための**静的な情報**をストックしておく場所です。

車両管理ページの各車両カードにある アイコンからアクセスできます。

シートの構造

シートは「カテゴリ → グループ → 項目」の階層構造で、自由に情報を整理できます。

  • カテゴリ: 「締め付けトルク」「油脂類」など、あらかじめ用意された大分類です。
  • グループ: カテゴリ内で自由に作成できる小分類です。 (例: 「エンジン周り」「足回り」)
  • 項目: 具体的なデータです。(例: 項目名=「ドレンボルト」, 値=「20 N・m」)
便利な使い方
  • 車両ごとに複数のシートを作成できます。(例: 「標準スペック」「サーキット用データ」)
  • 既存のシートを「複製」して、少しだけ内容が違うバージョンを簡単に作成できます。

なぜリセット記録が必要?

メーターを交換したり、メーターが一周して0に戻ったりした場合、単純にメーターの値を記録するだけでは総走行距離が狂ってしまいます。この機能は、そういった変化を記録し、アプリ内の総走行距離(実走行距離)を常に正しく保つためのものです。

どういう仕組み?

もとぷっぷーでは、内部的に以下の計算式で走行距離を管理しています。

表示されているODOメーター値 + 累積オフセット値 = 実走行距離

「リセット記録」を追加すると、その差分が「累積オフセット値」に加算されます。これにより、メーターの表示が変わっても、実走行距離は連続した値として正しく計算され続けます。

どうやって記録するの?

車両の編集画面下部にある「ODOメーターリセット記録」フォームに入力します。

例:メーターが30,000kmで壊れ、0kmの中古メーターに交換した場合

  1. リセット日: メーターを交換した日付を選択します。
  2. リセット直前のメーター表示値: 「30000」と入力します。
  3. リセット直後のメーター表示値: 「0」と入力します。

これを記録すると、30,000 - 0 = 30,000km がオフセット値として加算されます。今後、新しいメーターが500kmを指している場合、アプリ内の実走行距離は 500km + 30,000km = 30,500km として正しく計算されます。

ナビゲーションバーからの車両切り替え

画面上部のナビゲーションバーにある「給油」「整備」「活動ログ」などのメニューにマウスカーソルを合わせる(またはタップする)と、登録済みの車両一覧が表示されます。そこから車両を選択すると、その車両の各記録ページへ直接ジャンプできます。複数台のバイクを管理している場合に非常に便利です。


デフォルト車両設定の便利な使い方

「車両管理」ページでデフォルトに設定した車両は、各種記録の追加ページを開いた際に、最初から選択された状態になります。これにより、毎回車両を選び直す手間が省けます。


ODOリセット記録の修正と削除

ODOリセット記録の入力を間違えてしまった場合でも、車両編集ページ下部の「ODOリセット履歴」一覧から、各記録の編集・削除が可能です。記録を修正・削除すると、「累積オフセット値」は自動的に再計算され、すべての関連データが最新の状態に保たれます。